駅前商店街にある、シャッターが降りたままのあなたのお店を民泊に

近年、商店街がシャッター街になってしまった。という話はどこへ行ってもよく聞きます。大都市圏は人口が増えているからいいのですが、地方では駅前でも昼間は人がほとんど歩いていない、なんてよくある話です。

これにはイオンなどの大きな商業施設が駅周辺ではなく、郊外にできたなどの原因があります。

休日の昼間ともなれば、あれだけ広い駐車場でさえ全く空いていません。すごい集客力だと感心してしまいます。

一方で、イオン(だけが原因ではないですが)にお客さんをとられた街の商店街の今後がとても気になるところです。

ここでは、シャッターが目立つ商店街に光を差すべく、民泊化への提案をしてみたいと思います。

あなたの町の駅前商店街が今より活気づいたら嬉しいと思いませんか。どうですか。

ぜひご一読ください。

目次

閉めたお店で民泊を始めてみよう

いま、新しいビジネスの形態として民泊が注目を集めているのはあなたもご存知のことと思います。

あなたのお店が商店街にあるのであれば、おそらく用途地域は商業地域という事も多いと思います。あなたが以前にやっていたお店が何のお店だったのかによって準備にかかる費用の差はあるものの、民泊を始められる可能性は高いです。

その際には2018年6月から始まる民泊新法の方法でやるのではなく、旅館業法条の簡易宿所営業許可という許可をとる方法をお勧めします。そうでないと年間の営業日数が最大180日となり、大幅な制限がかかってしまうからです

 

民泊の始め方について、コチラで解説していますのでご一読ください
民泊を始める入門編!簡易宿所営業が許可されるための4つの条件

 

駅前の立地が民泊に向く理由

ターゲットは外国人

民泊の主なターゲットは海外からの外国人観光客です。

もしあなたの町の近くに観光スポットが有るのであれば、外国人のお客さんも行きたいと思っているかもしれません。

今では旅慣れた方も多く、例えば金閣寺や東京タワーといった超有名スポットはもう経験済みで、もっと知られていないスポットへ行ってみたいという関心が高まっているといいます。

おそらく誰でも行きたい場所を見つけたら大体、その最寄りの駅を拠点として行き方を考えますよね。

外国人旅行客はおよそ移動手段はバスや電車などの公共機関です。ときどきグループでレンタカーを借りて移動という方もいらっしゃいますが、まだ少数派でしょう。

彼らは日本に何泊もするので、大きな荷物を持っていることがほとんどです。その大きな荷物を持ちながら歩くので、やはり拠点となる宿は駅に近い物件を探しています。

 

ピンポイントではなく周辺も巻き込んで

また、このことで駅前に人通りが多くなると言うのは近隣のお店にとっても良い事です。都会のマンションなどでは、ご近所に反対される民泊施設があるなか、商店街ではどちらかと言えば歓迎される方向にあるのではないでしょうか。

もっと言えば、あなたのお店だけピンポイントではなく、周りのお店も巻き込んではいかがでしょうか。

隣のお土産屋さんは外国人向けの商品を取り扱い始めたり、食堂ではメニューに英語表記を始めたり。

地域として取り組むというと大げさになってしまいますが、ご近所に感性の合うお知り合いのお店があったら声をかけてみてもいいかもしれません。

もしかしたらお知り合いの方でもなにか対応策を考えていて、相乗効果があるかもしれません。

民泊はホテルの代わりではない

「でも、駅周辺には既にホテルもあって、そのホテル自体が古くてさびれてきちゃってるよ」

そんな声も聞こえてきそうです。しかし、民泊とホテルはちがいます。

宿泊施設が足りないから政府は民泊を広めようとしているという事はありますが、民泊はホテルの代替施設という訳ではありません。お客さんはホテルのクオリティをそのまま民泊に求めているというものではありません。

あなたはホテルにはないあなたの工夫で良いところを出せば良いのです。また、そういう工夫がしやすいのも民泊の特色と言えます。

たとえばお客さんの満足度が高いのは高級感やオシャレな雰囲気の部屋だけではありません。

手作りのポップや古いレジスターをオブジェとするなど、オリジナリティあふれる部屋づくりがウケるかもしれません。

 

静岡県富士市富士駅前の商店街で言うと

 

勝手な言い分かもしれませんが、私は個人的には地元の駅前商店街が賑わいを取り戻してくれたら嬉しいなと思っています。

私たちの事務所のある富士市の駅前の商店街は、残念ながらシャッターが降りるお店が増えています。おそらくみんながみんな、対策を考えていると思います。私も微力ながら心配して考えているところです。

最近ではメイン通りの一本裏の通りに新しいバーや、飲食店が増え、盛り上がろうとする雰囲気が感じられます。

外国人のお客さんも、前に比べたら多いように思います。

富士山の存在

私も大好きですが、この町から見える富士山はとても雄大で、ひと目見ただけでも心が洗われるような引きつける力を持っています。

世界遺産となった富士山は言うまでもなく世界にひとつしかないものなので静岡県民、日本国民、外国人に限らず、貴重な観光資源だと私は思うのです。

これを使わない手はないはずです。

 

まとめ

もしあなたが自分のお店を閉めてしまってそのままシャッターを降ろして、モヤモヤしているなら民泊は検討に値するのではないかと思います。

もう商売などしたくない、設備までそろえてコケたらいやだ。そんな風に思う気持ちもあるかもしれませんが、地元商店街をなんとかしたいという想いがあるのでしたら踏み出してみませんか。

皆さんの勇気で、民泊をきっかけとして外国人旅行客があつまり、町に活気が戻ったら私はこんなにうれしいことはありません。

 

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この記事を書いた人

夫婦で行政書士事務所を運営しています。
3児の父です。
家族を連れて、日本各地の民泊に泊まりに行きたいです。

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